2009年05月06日

帰ってきました。



8日ぶりの沖縄。

もう夏っぽい空気に、「帰って来たなぁ」と実感。

なかなかきちんと旅の様子を書けなかったけど

少し前の文章を。



………………………4月30日/朝

東京3日目の朝。

築地のカフェでこれを書いている。

めまぐるしく情報が入ってきて

整理に追いつかない。

目に入る何もかもが

糸満の役に立たないか、何か工夫できないかと

頭をすぐに回転させる。


3日前。

いつもどおりバタバタの搭乗。

今回もお目当ての『空弁』は売り切れだった。残念。

飛行機は空いていた。

なぜか隣のご夫妻と盛り上がる。

横浜でイベントに出展することを伝えると

来てくださるとのこと。

こういうご縁は昔からいただける私。ありがたい。


到着後すぐに、みなとみらいの「万葉倶楽部」へ。

心友に紹介してもらってから、ホントによく利用している。

1ヶ月ぶりの友人とまったり。すごく良い時間だった。

最近とみにくじけることが多くて

精神的に良い状態ではなかったのだけど

いやぁ、ふっとぶくらい良い湯でした。

状態は自分で作る。そう実感した。



翌日は、高校の同級生からいただいたご縁で

埼玉県は川越市へ。


私が生徒会長になったときの、伝説の応援演説をしてくれた心友は

今回の旅を地域活性に役立てたいと言う私のため

自分のありとあらゆるアンテナを使って

最高の時間と出逢いをプロデュースしてくれた。

そしてタイミングよく、高校時代の私のブレーン的心友も

一緒に行けることになり、3人での旅路となった。

久しぶりなのだけど、疎遠な感じはしない。

この空気を共有できる仲間の存在を

本当にありがたく思う。


埼玉県川越市。

「さいたま」という響きに、遠いのかと思ったけど

電車で池袋から約40分。すごく近い。


彼女の先輩のご案内で、川越を散策。

「かわごえ」という街は知っていたけれど、予備知識はゼロ。

ちょうどNHKの連続ドラマ「つばさ」の舞台だとも聞いたけれど

その時間にテレビを見ることがないので、ほぼ分からず。


まずは先輩の職場である「川越まつり会館」へ。

毎年開催される川越まつりは130万人近い人が来るそうで

(沖縄県民全員かー!?と思わずつっこむ)

この会館ではそのまつりの歴史、様子、そして山車が見られる。

会館そのものが「まつりの展示」のために作られているそうで、

同じ建物に山車の倉庫があったりもする。

中央にあるホールはとても立派で、お囃子の演奏や

全部で27あるという地域の山車の中から

いくつかを選んで展示してある。

その下はエレベーターになっていて

山車は定期的に入れ替えられるそうだ。

巨大スクリーン、高さのある設計。すばらしいと思う。


会館のあちこちに「川越まつり会館」の文字入りハッピをつけた方がいる。

まつりのこと、山車のこと、川越のこと…

マニュアルでなく、その人の言葉でご案内くださる。

それがまた、さりげないのだ。

押し付けがましくもなく、かといって遠慮せず

さらっと案内してくださる。

旅の中ではそんな出逢いが楽しいし、

そうやって楽しい気分をもらうことが

何よりのお土産なのだと思う。


巨大スクリーンに、祭の光景が映る。

ホールに熱気が伝わってくる。

鼻の奥がずんとした。

ここで映像を見た人は

秋には必ず足を運びたいと思うに違いない。


最近の私がすっかり忘れていた「外からの目線」。

そうか、こんなものがほしかった。

あんなことも、こんなこともと

アイディアが湧いてくる。


隣でお囃子を聞いていた女子高生が

「私、次に『おかめ』やるのー♪」と

彼女の友達らしき数人に話している。


先輩の話では、川越でも

まつりに「参加できる」人は一部。

小学校が違えば、まったく祭を知らない子もいるそうだ。

「見に来る」人とは少し空気が違う。

まつりへの思い入れもその分差が出る。

それでもこうして、年間を通しての発信拠点があることで

次の世代へ、そして市内から県内外へ

思いがつながって行くんだろうなと感じた。


時の鐘が鳴って、川越の名物をとご案内いただいた芋料理。

さつまいもを中心にした御膳をいただく。

どれも丁寧に作られていて、おいしかった。


食べてばかりだけど、菓子屋横町を歩く。

「つばさ」効果か、歩いている人が多い。

『小江戸』のコンセプトどおり、

昔ながらの町並みが美しい。

山車が通るために、電線もない。

信号も格納(!)できるようになっている。

風情がある。

歩いているだけでワクワクする。

そうか、こういうのが旅なんだ。


『水曜どうでしょう』で紹介されたという

長さ95cmの麩菓子を見たり

焼き団子、芋まんじゅうをつまみ食い。


川越大師で五百羅漢や徳川家光のお宝を見たり

おいしいパン屋さんにも連れて行っていただいた。


ありがたい先輩にお礼を言って川越をあとにしたのはもう夕方。

まるでまたすぐ会うかのように「また」と同級生と別れる。



あっという間に時間が過ぎ、待ち合わせの時間が来そうなので

このあたりでPCを閉じよう。


出逢い。

めぐりあい。


すべてが今の自分を形成している。

今を楽しもう。



Posted by 705 at 00:24│Comments(0)
 
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